コミュニケーションの「オートパイロット」を意識する

「オートパイロット」とは、飛行機や車などの乗り物を機械で運転する、自動制御モードを指す言葉です。

また、私たちが毎日考えることなく行っていること、ルーチンと化していること、気が付けばいつもの同じ行動をとっていた・・・ということも、オートパイロットでやっていると表現できます。

することが当たり前になっているという意味では習慣と言ってもいいでしょう。

よく、運動や瞑想など健康によいとされていることを習慣にしたいときには「考えなくてもできる」レベルになるまで〇〇日は必ず続けること、と言われたりします。

このオートパイロットという言葉自体はニュートラルなもので、その行為が人生にとってプラスなのかマイナスなのかというニュアンスはありません。

朝起きてまずジョギングをすることが習慣になっている人もいれば、会社から帰ったらリラックスするためにテレビの前に座ってビールを飲み、数時間そこから動かない人もいます。

そして、夫婦のパートナーシップにおいてもオートパイロットは存在します。

例えば、家事についてのふたりの役割分担が明確になされていて、そこに話し合う必要すらなくなった場合には、それらのタスクが自動的に片付いていくでしょうし、育児についても、〇曜日の送迎は誰の役目など、決まってることを遂行していくだけ、という部分もあるでしょう。

これらの「日常において繰り返される、必ず誰かがこなす必要があるタスク」については、オートパイロット化しておくことで日々の生活が楽に(あるいは楽しく)なるかもしれません。

一方、家族のコミュニケーションにおいても意識せずにこの自動運転が働いていることがあります。

例えば、卑近な例だと、私が外出中に子どもたちが帰宅し、そのあと帰って来た私がリビングに行ってみると、子どもたちがコンピュータのスクリーンをのぞき込んでいる・・・という場面。

つい言ってしまいがちなこととしては「また動画を見ているんでしょ!」

あるいは、夫が自分のスマートフォンを横向きに持っているのを見るや「またゲームしているの」などなど。

これらは、脳の中で勝手に「コンピュータをみている=動画をみている」 「スマホを横向きに持っている=ゲームをやっている」と変換されてしまっていて、その推測に対する反応までもが自動化されてしまっているという現象です。

私の場合は、往々にして、これらの言葉は「それは今すべきではない」というトーンをもって発せられることが多いので、ここから始まるコミュニケーションは(たとえ、その推測が当たっていたとしても)あまり心あたたかな、より親密になれるタイプのものではなくなります。

このオートパイロットができあがるのには、もちろんそれなりの理由があるのですが、それを探して自分の反応を正当化するよりも「自分には、深い考えなしにこういう反応をする経路があるのだ」と気が付くことが大切です。

気が付けば、そのままキープするのか、変えるのかという選択ができますから。

自動的に反応してそのまま言葉を発するのではなく、一呼吸おいて、自分はこの場で何を伝えたいんだっけ?この目の前の家族との関係をどんなものにしたいんだっけ?ということを思い出せると、その次に来るのはもう少し配慮された、優し目の声になったりします。

皆さんはいかがですか?オートパイロット化されたコミュニケーションで、変えたいと思うことはありませんか?

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Dress記事「成功する結婚」シリーズ で、私と夫が受けたプレマリッジ・セミナーの内容について少しずつご説明していますので、結婚を真剣に考えている!という方はあわせてチェックしてみてください。

プレマリッジ・プロジェクトのFacebookグループでは、ZOOMセミナーのダイジェスト版の動画をシェアしています。(*グループは承認制です)

 

 

 

 

 

結婚準備度チェックシート

著書「国際結婚一年生」を執筆していたとき、これから結婚する人が「どのくらい自分は準備ができているのだろう?」ということが簡単にわかるチェックシートを作ろうと思い立ちました。

この本は国際結婚をする人のために書いていたので、例えば「住む国&異文化について」とか「言葉とコミュニケーションについて」といった国際結婚ならではの項目や質問もありますが、多少の表現を手直しすることで、結婚相手の国籍に関わらず活用してもらえる内容になっています。

9月14日(木)のZOOMセミナーでは、この「結婚準備度チェックシート」を使います。自分がどのくらい “marriage-ready”なのかを認識するとともに、これからのパートナーとのコミュニケーションに役立てるヒントになるのではと考えています。

今のところ結婚する予定がない、とか、パートナーもいないんだけど、という方も、いずれ結婚したい!(あるいは長期的なパートナーが欲しい)という方でしたらどなたでもご参加いただけます。

初回のZOOMセミナーから参加されている女性が、8月に「婚約しました!」と嬉しいご報告をしてくださったのですが、初回が行われた5月末にはまだ交際される前だったのです。

いずれ結婚したい、あるいはアクティブに婚活をしているという方にとって、実際に結婚したときのことをシミュレーションできるのは、意識をそちらに向ける意味でも大いに役立ちますし、「どうやったらハッピーな結婚生活の最初の一歩を踏み出せるのか」ということも学べるので一石二鳥です!

*ZOOMセミナーへの参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。

みなさまのご参加をお待ちしています!

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パートナーと一緒に住む!と決めたけれど…

パートナーと一緒に住むと決めるということは、その関係におけるひとつのマイルストーンだと思います。

そこに行きつくまでの間にも濃いお付き合いをして、お互いの家に泊まったりして半同棲のようになっていたとしても、「自分だけの部屋」を引き払って、いわば「ふたりで住む部屋だけが帰るべきところ」となるのは大きなステップです。

ふたりともが引っ越しをして新たな場所に住む場合もあれば、片方がもう片方の部屋に引っ越すこともあります。

前者であれば、ふたりであれこれと条件を出し合って適当な物件を探すことになるので、そのプロセスでお互いの持ち物の量なども話し合う機会があるでしょう。

より問題になりやすいのは後者の場合かもしれません。

よほど広いところに住んでいるか、あるいはふたりともそれほど持ち物がないということでない限り、どうしても「収納スペースよりもモノが多い」という状況になりかねません。

私たちが結婚したとき、お互いの仕事の都合で彼は先にアメリカに帰っていました。半年ほどたった後に、仕事をやめて渡米し、サンディエゴの賃貸アパートに住み始めていた彼のところに行ったのですが、部屋の数や大きさに比して溢れかえるモノの多さにしばし茫然としたのを覚えています。

一般的には、引っ越しというのは持ち物を整理する良い機会なのですが、日本では米軍に勤務していた彼は、帰国の際も引っ越しは自己負担ではなかったため、とにかく(車以外の)すべてを持ち帰ったかのようでした。

新しいアパートに住み始めてからしばらくは、もうどう考えても使わないと思われる家具やモノを整理したり処分したりという作業に追われました。

特に、ひとりで住んでいた期間が長い人ほど、そこに新たに住人が増えるというのは、ある意味「自分の聖域を侵略される」ようなイメージなのかもしれません。彼はモノ自体にはそれほどこだわらないタイプでしたが、とにかくどんどん捨てようとする私に対しては「いや、ちょっと待ってくれ…」という感じでした。

人によって、居住空間に対するこだわりはいろいろですので、このあたりもできれば交際時にお互いの家を訪ね合って、どのくらいの散らかりようが許容されるのか、モノの量はどのくらいなのかなどを観察しておくとよいでしょう。

そして新たな住人を迎え入れる立場の人にとっては、これはそのままこれからの未来に起こることを象徴的に示しています。

何しろ、今までのやり方を少し変えてスペースを作る努力をしないことには、パートナーはそこには住めないのです。これは、今まで自分だけがコントロールしていた空間をパートナーとシェアしていくことを意味します。

物理的なスペースもそうですが、心理的な余裕がなければ、他人であるパートナーの人生を自分のものとして受け入れることはできません。

どうしても手放したくないものでも、家に置いておくことができなければ、トランクルームを借りたり、実家や友達に頼むなどという手配が必要になってきます。

これから始まる「ふたりの生活」をうまくやっていくために、どういったことが必要になるのか。自分はそのタスクに対して、心をオープンにしたまま気持ちよく対応できるのか。

これは最初の試練と言えるかもしれません。

 

 

 

「分かりあうことが不可能な違い」

アメリカでの離婚の理由としてたびたび耳にする “irreconcilable differences”。日本語では「相容れない違い」などと訳されます。

話し合っても努力をしても、妥協したり折り合いをつけたりすることができないほどの違いなので、もう別れます…というニュアンスです。

日本での離婚の理由のひとつ「性格の不一致」にあたるとも言われますが、性格なんてみんな違うものなので、正確には “irreconcilable differences”と同じく「折り合いをつけることをあきらめた」ということになるのでしょうか。

同じ人間はふたりといません。ひとりの他人と生活をともにし、時には財産や時間、子どもなどの家族を共有し、人生を一緒に送りましょうと決めても、どうしても「理解できない」とか「賛成できない」ということは出てくるでしょう。

お互いに「どうしても相容れない」と思うような信条は、幼少期の体験からなどをもとに長い時間をかけて作られるか、あるいは強烈な経験などによって形成されたものがほとんど。簡単に説得されて考えを変えられるものでもないのでしょう。

執筆したばかりのDressの記事は「政治・宗教」というテーマでしたが、この記事に書ききれなかったことがあります。

それは、キリスト教や仏教など、一般的に知られている宗教というカテゴリにあてはまらなくても、ある人にとって「これが真実だ」と思う、その信条の強さは宗教的と言ってもよいということです。

例えばこちらの記事

「トンデモ」健康情報で家庭が崩壊した男性が語る、元妻の「変化」

このストーリーの中の「妻」は、(客観的には科学的根拠のないものだったとしても)人から聞いた健康情報を、生活を変えるほど強く信じるようになり、それがパートナーとの間の亀裂の原因になりました。

こういった記事を読むと「私たちは大丈夫、こんなことにはならない」と思う人が多いでしょうが、本当にそうでしょうか?

これだけ情報が溢れ、体験の種類も限りなく細分化されている世の中で、いつどんなときに誰に心を動かされ、その結果何が起こるか、予測するのはほぼ不可能ではないでしょうか。

私は、何事も「自分たちは大丈夫」と思うよりも、こういった可能性が少しでもあるということについて考えたり、パートナーと話し合ったりしておくほうが健全なのではないかと考えています。

結婚しようと考えているふたりであれば、人生を分かち合い、できるだけいい関係を維持しようとする努力をどこまでできるのか?不測の事態が起こったときにはどうするか?というところまでシミュレーションできれば、未来に対する不安も少しやわらぐし、危険な兆候に対するアンテナを立てることもできるので、より安定した関係を築けるのではないかと思います。

ふたりの間の違いを“irreconcilable”(相容れない、妥協できない)かどうかを決めるのは、結局のところ当の本人たちなのですから。

 

**** 次回のプレマリZOOMセミナーは 8月31日(木)の午後10時からです!詳細はこちらをご覧ください***

結婚式のことでパートナーと衝突したら。

以前、まだサンディエゴに住んでいたときに、「結婚式のことでモメている」という国際結婚カップルのご相談をお受けしたことがありました。

結婚式は夫婦になるための最初の共同作業とも言われていますが、ウェディングにまつわるあれこれがもとで険悪になるカップルも少なくありません。

式の詳細について、カップルの間で意見が食い違うポイントはいろいろあります。

結婚式のスタイル、何人くらいのゲストを呼びたいのか、予算や特別なこだわりなどなど…

私は「すべての結婚は異文化体験」だと思っています。

違う人間同士なのですから、異なって当たり前のお互いの価値観がぶつかりあい、コミュニケーションスキルや人としての器の大きさをもってうまく折り合いをつけることができないときに喧嘩へと発展する…とも言えるでしょう。

ただ、国際結婚であるがために、ふたりの「違い」の幅が極端に大きくなりやすいことは確かです。結婚式の場合は、そもそもどこで行うのか?ということだけでも一気に選択肢が広がってしまいます。

ご相談をお受けしたカップルは「彼の国」での式になることは決まっていました。彼女もそれなりに家族や友人を招待していましたが、彼が招待したゲストに比べると実際に出席できる人数は極端に少なくなります。

そんな中、彼がさらに高校時代の友人などを招こうとしたことをきっかけに、ふたりの考え方の違いが表面化していました。

彼女の懸念は、せっかく日本から来てくれる人たちに気持ちよく過ごしてもらいたいというところにあり、例えば彼側のゲストだけが英語で盛り上がってしまって、あまり歓迎されていない雰囲気になったらどうしようと心配していました。

(実際に現地の言葉がよくわからないまま留学なり長期滞在をした経験がある方は、この「自分には理解できない言語を話す人たち」に囲まれて寂しい思いをしたという体験に覚えがあるのではと思います)

カップルは自分たちでも十分話し合いをしてきたけれど、なかなか思うように解決できずに「自分たちは相性が悪いのではないか」とまで思い詰めていました。

そこで、私が間にたって問題を交通整理し、お互いにとってベストな言語で、きちんと届くコミュニケーションをとってみたところ、そこで初めてお互いに主張していた背景にある心情を理解できた…と言われたのです。

彼からは「これほど明快に説明されたことはなかった」という言葉とともに、彼女の気持ちも理解できる、ゲストの人数が違っていても、絶対に彼女のゲストを寂しい気持ちにさせない工夫を一緒に考えよう、という提案がありました。

彼女も彼の真摯な態度に、人数をできるだけ均等にすることだけにこだわり続けるのではなく、お互いに満足できる案を考えましょう、と前向きになってセッションを終えました。

ふたりは新たな気持ちで一か月後に迫っていた式の準備に取り組み、その結果、ふたりともが納得のいく式を無事に執り行うことができました。たった1度、60分程度のセッションをしたことが、ふたりの夫婦としての最初の一歩を踏み出すという大事な日を素晴らしいものにする助けになったのです。

結婚式を思い出に残る素晴らしいものにできた、ということ、そしてそれ以上に、これから人生をともにするパートナーとこのような経験をシェアしたことで、これからの結婚生活を円満に送っていくツールがひとつ増えたことは有意義だったと思います。

プレマリッジ・プロジェクトは、結婚する前に心配なことがある、既に衝突しているポイントがある、もしくは、「何が問題になり得るかまだイメージできていない」というカップルにも、夫婦としての最初の一歩をスムーズに踏み出すためのサポートになるものです。

次回のZOOMオンラインセミナーは8月31日(木)午後10時から開催します。お申込みはこちらからお願いします!

 

異性でも同性でもパートナーを求める気持ちは同じ

先日、同性愛者の少年の苦悩を描いたスペインの小説の翻訳プロジェクトについて知りました。

「ぼくを燃やす炎」を翻訳するプロジェクト

クラウドファンディングで、8月21日の真夜中までに目標金額に達成すれば、翻訳プロジェクトが始動するという仕組みです。

そして、このプロジェクトが成立すると、同時に、セクシュアル・マイノリティ自身が必要な情報を社会に向けて発信していくためのツールとなるプライド叢書がスタートするとのこと。

私たちの行っているプレマリッジ・プロジェクトは、結婚を決めたふたりが、パートナーシップについて深く考えてみるという機会を結婚前に持ってほしいという思いから始まっています。

今のところ、日本で結婚という制度を利用できるのは異性愛者のみ。同性愛者の人はパートナーとの関係をオフィシャルなものにしたくても、結婚という形はとれないという現状があります。

でも、実際に「結婚しているかどうか」よりも大切なのは、そこに「ライフ・パートナーとして一緒に人生を歩んでいこう」というコミットメントがあるかどうか?ということ。

これは相手が同性でも異性でも変わらないと私は考えています。

「是が非でも結婚したい」という気持ちで長い間活動をしていて、思うような相手に出会えないと嘆くとき、そもそもなぜ「結婚」がしたいのか?結婚という形にこだわる理由はなぜなのか?という点をとことんつきつめてみることで、自由になれることもあるのではないでしょうか。

今は「世間の目が気になるから」「親が結婚しろというから」という理由で結婚しなくてもいいのです。その意味で、自分の意志で結婚しない選択をする人が増えるのは、個人の幸せという意味ではよいことではないかなと思っています。

自分の性的志向に納得していて、たまたま異性愛者だったために結婚する権利がある人は、「世の中には、結婚がしたくてもその制度を利用できない人々がいる」ということと、「結婚しない権利も自分にはある」ということについて、今一度考えてみていただければ・・・と思います。

そして、LGBTについて関心のある方は、こちらの翻訳プロジェクトについてもぜひチェックしてみてください!

 

***次回のZOOMセミナーは8月31日(木)午後10時から!お申込みはこちらからお願いします!***

 

 

夫婦の法則

こちらの記事でも著書が紹介されている黒川伊保子さんは、人工知能研究者です。

その黒川さんの書かれた「夫婦脳」という本のなかに、「夫婦の法則」という章があります。

ここには、結婚7年目、14年目、21年目、28年目という「7の倍数」で夫婦の危機がやってくると書かれています。これは、ヒトの脳の生体サイクルによるものなのだそうです。

体は外界からの刺激を受けると免疫システムが反応するのですが、その刺激に慣れてきて「反応すべき刺激」から「環境の一部であり、受け入れなければならない事象」として免疫システムが受け入れるのがちょうど7年ほど経った頃なのだとか。

そして、7年たってお互いの体臭にも慣れた夫婦は、相手を「環境の一部だと納得」して、ドキドキもしなくなるとのこと。それまでの人間関係構築が成功していれば「しみじみ」が始まるけれど、このときの夫婦は絆の強さとしては危ない時期なのだと指摘されています。

黒川さんは「浮気は教養の問題だから、すべての人が浮気をするわけではない」としつつ、この時期をどう踏ん張れるかに夫婦の運命がかかっている、と解説されています。

結婚当初は誰もが「自分は絶対に浮気しないぞ」と考えているかもしれませんが、個人的には「自分(たち)に限ってそれはあり得ない」と、その可能性を全否定するよりは、「人間だから気持ちが揺れることもあるかもしれない。そんなときに、こういう脳や体の特性を知って、安直な選択をしないような工夫をしよう」と考える方が、よほどうまくいくのではないかと感じます。

黒川さんも「本能のありようを知っていれば、無意識の隙をカバーできて、リスク回避ができるはず」と書かれています。結婚が決まったことに安心するのではなく、ここから先が長い旅なのだと理解することで、それなりの準備が必要だという覚悟ができるのではないでしょうか。

 

****次回のプレマリZOOMセミナーは8月8日(火)午後10時からです!****

「なりたい自分になれる」パートナー

先日聞いていたあるポッドキャスト番組に、ハリッシャイクスハーウェイ(Hrishikesh Hirway)というアメリカ人のミュージシャンが結婚して10年ほどになるパートナーのリンジーと一緒に出演して、ふたりの出会いやパートナーシップについて語っていました。私は彼については全く知らなかったのですが、彼は「ソングエクスプローダー」という、ミュージシャンが自分の歌について語るポッドキャスト番組のホストもしています。

ふたりは「マイスペース」というSNSで交わしたメッセージをきっかけに出会い、デートすることになり、そのデートの6週間後には彼がプロポーズしたとのこと。その速さについて聞かれた彼は、何年もの間、いろいろな人とデートをしても、どこにもいきつかない関係を数週間で終わらせるということを繰り返していたのだけれど、彼女と出会ったときに久しぶりに高校生のときに味わったような浮きたつ気持ちになり、それを逃したくなかったから、と説明していました。その直後に「実際にやってみて、6週間でプロポーズするのはお薦めしない。もうちょっと待った方がいいかもね」と冗談交じりに言っていましたが…

インタビューの最後のほうで、ポッドキャスト番組のホストの女性は「なぜ私たち(シングルの人々)は、こんなつらい思いをしてもまだパートナーを探そうとするの?」と聞きました。

その答えとして、彼は出会って最初の頃のエピソードを語っていました。彼はロサンゼルス在住で、仕事でニューヨークに来ている時に彼女と出会ったのです。彼が翌日にはロサンゼルスに帰るという日に、彼女は「会いたいけど仕事をしないといけないから、家にこない?」と提案し、ふたりはニューヨークの彼女の(おそらく狭い)アパートの部屋で、一緒の空間にいながらもそれぞれのコンピュータで仕事をして一日を過ごしました。そのときに「この人が人生をずっと過ごす人かもしれない」と思ったそうです。

彼女は内向的で自立しているのに対して、彼は人と一緒に過ごすことが好きなタイプ。似ているとは言えないふたりだけれど、そのときの経験から、特に会話をしなくても一緒に穏やかな時間を過ごせるし、そのままの自分で心を許せる相手だと感じたのでしょう。

“That’s maybe the reason why, is to be able to feel like you can have the things that you want without having to expend energy to get them, and I guess more fully become the person that you want to be with this other person…”

「(なぜ私たちはパートナーを探すの、という質問に対する)これが答えかもしれない。それほど頑張らなくても、自分が欲しいと思うものが手に入ると感じられて、その人といるとなりたい自分になれるような気がするから」

この部分を聴いて、私は「ああ~わかるなぁ」と思いました。私と夫が出会ってしばらくしてから親しくつきあうようになったときも、今の自分のままでももちろんいいのだけど、相手といる自分がよりよい人間になれるというような感覚があったからです。

パートナーと一緒にいるときの自分が好きかどうか、というのはかなり重要な手がかりなのではないかと思います。

自分が一方的に好きで、相手の前で自然に振舞えないというケースもあるでしょうが、結婚する人というのはこの先(願わくば)50年にもなるような長い時間を一緒に過ごすパートナーなのですから、そこにはお互いへの好意はもちろん、尊敬の気持ちだったり「相手のために」あるいは「チームのために」という気持ちが欲しいところです。

そしてお互いに「結婚してもいい」と思うくらい好きになったのだったら、それは本当に貴重なこと。貴重なことは、慎重に大切に扱ってほしいというのがこのプレマリッジ・プロジェクトの趣旨でもあります。

次回のZOOMセミナーは私が「結婚してもパートナーを好きでいつづけるために」というテーマでお話しします!詳細はこちらです。

プロジェクトの趣旨にご賛同いただける方は、プレマリッジ・プロジェクトFacebookグループにもぜひご参加ください!

 

 

夫婦になるなら、お金と真剣に向き合う

Dressで「成功する結婚」というシリーズ連載を書いています。

これまで公開されている記事はこちらです:

ふたりの「結婚観」を言葉にすること【成功する結婚 #1】

結婚生活は「長い会話」だからこそ【成功する結婚#2】

「私のプラン」から「私たちのプラン」へ【成功する結婚#3】

そして最新の記事は 夫婦になるなら、お金と真剣に向き合う【成功する結婚#4】

結婚は生活ですから、ほとんどのカップルにとってお金について話し合うことは必須事項です。

そして、日本よりも「結婚は契約」という概念が浸透しているアメリカにおいては、夫婦それぞれが持っている資産に大きな差がある場合には、結婚する前に「婚前契約書」なるものを結ぶことも普通に行われています。

これには、離婚した場合にはお金や不動産などの資産をどのように分けるのかということから、子どもがいる場合には養育権や面会についてなど、さまざまな項目を入れることができます。

私と夫も、結婚するときにこの婚前同意書の存在を知り、興味半分で「やってみようか?」という話になったことがありましたが、お互いの貯金などが大体おなじくらいだったこと、そして金銭感覚もかなり似たようなものだったので、面倒になってやめたという経緯がありました。

でも、婚前同意書を結ばないまでも、そのくらいフランクにお金のことを話し合えるかどうか、ということは、結婚してからのストレス度合いに影響すると思います。

プレマリッジ・セミナーを受けることは、気になることや大事なことを話し合う練習をするという意味もあるのです。

婚約中の方、結婚を考えているパートナーがいる方、そして出会いはこれからだけれど、いずれは結婚したいという方は、ぜひプレマリッジ・プロジェクトFacebookグループに参加してください。

前回のZOOMセミナーのダイジェスト版動画もご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚前にパートナーシップについて話すことのメリット&デメリット

ネット環境があればどなたでも無料で参加できるプレマリZOOMセミナーも本日(7月13日)で3回目の開催になります。

私たちの目標は、結婚を決めたカップルが、結婚する前に改めてパートナーシップについて深く話し合って、最高のファミリーを作るための一歩を踏み出すお手伝いをすることです。

そのためには「プレマリッジ」つまり「婚約後、結婚前」の期間を有効に使うことをご提案しています。

プレマリッジの期間中に、パートナーシップに関することなら何でも話題にできる土台を作っておくことで、

・結婚するまでの間の不安な気持ちに建設的に向き合える

・結婚生活について気になっているトピックを言語化し、共有できる

・意見が大きく違いそうな分野について、結婚する前に顕在化することで心の準備ができる

・お互いをより理解し、思いやれる状況を作る

・結婚生活のビジョンをふたりで描き始める

などなど、たくさんのメリットがあります。

結婚式やハネムーンの準備などもあるので、とても忙しい時期ではありますが、結婚式自体は一日のイベント。

ハネムーンの期間にしても、数日から長くても数週間という人が多いことを考えると、そのあとに(願わくば)何倍も長い間続くであろう結婚生活について、もっと準備の時間をとってもいいのではないかと思います。

こういった時間をとることのデメリットはなんだろう?と考えてみると、ひとつ考えられるのは

「せっかく婚約したのに、これではやっていけそうもないということが明らかになってしまう」可能性があるいうこと。

確かに「結婚には勢いが必要」という側面はあるでしょう。気持ちが冷めないうちに結婚してしまいたい、という気持ちももちろん理解できます。

でも、気になることがあるのに「結婚話がなくなったら困る」という理由で見ないふりをすることはやはりお薦めしません。

よく言われることですが、結婚はゴールではなくスタートですし、結婚しなくても幸せな人は幸せなのですから。

むしろ、不幸せな結婚をしている人のほうが、結婚していない人よりも大きなストレスにさらされているし、「独身の人が結婚している人よりも健康的な人生を送れている」といったリサーチ結果もあります。

プレマリッジの時期にパートナーシップについて深く話し合うことで、ふたりの意見が違う部分が明らかになった場合、むしろ「ラッキー!」と思ってほしいのです。

意見が合う人と仲良くすることはそれほどチャレンジではないでしょう。本当にその絆の強さが試されるのはむしろその逆の場合です。

結婚してもよいと思うくらいの相手と意見が違ったときに、「じゃあ、この違いをどうしようか?」と。落ち着いてお互いに敬意を持ちながら話し合うことができるかどうか。

それを見極めたり、足りないコミュニケーションスキルがあるならそれを身に着けたりすることで、いざ結婚して何か問題があったときにも「やっぱりね~きたきた」と、余裕をもって慌てずに対応することができるようになります。

「結婚しても、お互いを好きでいるために努力しなければ、円満な結婚生活を行うことは難しい」という認識をふたりで共有しているだけでも違うでしょう。

このプレマリッジ・プロジェクトの趣旨に賛同して、応援してくれるメンバーを募集しています!

まだ始動したばかりのこのプロジェクトに興味を持っていただける方は、ぜひこちらのFacebookグループに参加の申請をしてください。

グループでは、これからの私たちの活動をいち早く入手したり、インタビュー関連のご協力やフィードバックという形でプロジェクトに関わっていただくことができます。また、過去のZOOMセミナーの動画もグループ内でシェアしていく予定です。

日本で一般的に行われている結婚までの流れの中に、ひとつ新しい習慣を取り入れることによって、うまくいくカップルが増えることを目指すプレマリッジ・プロジェクト、ぜひ応援してください!