夫婦関係におけるアタッチメント③

過去2回にわたって夫婦におけるアタッチメントについて書いてきましたが、今回は、パートナーのアタッチメント・タイプをどう見分けるか?という点をみてみましょう。

基本的には、自分のアタッチメント・タイプの判断と同様の考え方で、

・相手は親密さを求めているのか?もしくは、親密になることに対して抵抗がありそうか?

ということをまず見ていきます。

これらは、普段の言動を観察することでわかってきます。例えば、連絡をマメにくれるか、次に会う計画を立てようとしてくれるか、約束を守るか(事情があり守れない場合には連絡や説明があるか)…という点において、パートナーはどんな行動をとっているでしょうか。

親密になりたいという気持ちが言動からくみ取れるようでしたら、安定型か不安型という可能性が高いでしょう。

安定型と不安型のどちらのタイプかを見分ける方法としては、一言でいうと「ふたりの関係について、穏やかな自信がありそうかどうか」ということになります。

不安型の人は、親密になりたいと思うあまり、例えば相手から連絡が少しでも途絶えると「自分が何かをしたからではないか」と不安でたまりません。何度も電話をしたり、メッセージをたくさん送るという行動がみられるかもしれません。

一方、安定型の人は、自分の求めている関係がどんなものかをよく自覚しており、相性が良い人とはうまくいくはずだと、どこかどっしりと構えているようなところがあります。少しくらい連絡が途絶えても、それほど不安にはならず、気長に待つことができたり、あるいは率直なコミュニケーション方法で、何かしっくりいかないことがあるかと、パートナーに質問することもできます。

冒頭の親密さについての質問で、「親密になることに抵抗がありそう」と思う場合には、回避型の傾向を疑ってみます。

回避型の場合、例えば少し仲良くなると、急に距離をおかれてしまうとか、ふたりの関係について公にしたがらない、ちゃんと説明せずにデートをすっぽかしたりするなどの言動があるかもしれません。

すべては「親密になる=自由がなくなる」と考えてしまう、回避型の思考の癖のためなのですが、それを知らずにいると、お付き合いする人は大変です。よほど自分をしっかりともっていないと、「自分のどこがいけないのだろう」と深みにはまっていきやすくなります。

パートナー候補にこれから出会うという方は、ぜひこれらの質問にあるような側面について、パートナーがどのような態度をとっているのか考えてみてください。大体の傾向がわかってくるでしょう。