【プレマリ】感情について学んでこなかったんだと思って取り組もう。

 

安東美紀子担当 ”Friday” です。

 

結婚が決まった2人、”プレマリ期”に 贈る、

「話しておきたいこと。取り組んでおきたいこと」

をシリーズでお届けします。

 

 

前回に引き続き、

知っておきたい”男女の違い、個々の違い”

【感情】

についてです。

 

 

私達には、感情があり、その感度や重要度は個々によって異なるわけですが、

パートナーと暮らしを共にする上では、

「感情については充分に学んでこなかったんだ」と思って、

自分の感情の取扱い、

そしてパートナーとの関係を育む上でのあり方を捉えると丁度いいのでは、と感じています。

 

夫婦カウンセリングの現場で、本当に本当によくあるのは、

「私は怒ってないですよ」

と、とーーーーーっても怒ってお話になられる。というシーン。

 

まず、自分の感情に気づいていないということ。

そして、次に、

ムカつくーーーー!!と、怒りに気付いたとして、

その怒りをどう処理して良いのかわからない、ということ。

 

 

結婚前後、忙しくても、たくさんの嬉しい!幸せ!といった感情を感じる機会が増える時期は、

感情に関して学び、取り組むチャンスです。

自分の感情とうまく付き合い、パートナーと感情のコミュニケーションを深める上で

おすすめの3つのポイントをご紹介しますね。

 

◉自分の好き!自分のガマン、自分のベキに意識的になる。

 

パートナーと暮らしを共にするタイミングや、

生き方を決断していくこのタイミングに、

・自分が何を好き!嬉しい!と感じ、

・自分が何に対してガマンをしていて、

それは知らず知らずに発動していることも多いので、意識的になり、

・自分が何を”すべき”だ、と規律していたり、ルールを持っているのか、

を、当たり前と思っているところから、疑ってみること。

 

私たちは感情と共にあり、

あまりにも自然に湧いてくるので、

それを俯瞰することなく、

周囲も同一だろうと思いがちです。

 

また、自分で自分に課しているルールは、

周囲に対して、それを破られた時の怒りのポイントになりやすいので、

それに対してもまずは、ただ、みてみることからはじめましょう。

 

きょう、心が動いた、好き・嬉しいを3つ、

最近気付いた自分の中にあったガマンを1つ

自分が持っている、自分ルール”べき”を1つ

 

メモしてみましょう。

 

◉もっと良いコミュニケーションの方法はあるかもしれない、と探る。

 

親(ちか)しいかんけいでは、境界線があいまいになります。

友人にはとうてい取らないような態度で、接してしまったり、

乱暴な伝え方になったり、

分かってくれて当然だという前提に立ってしまったりします。

また、

感情に気づき始めると、私はなんて我慢していたんだ!

これは解放しなくては!!と、相手に感情をぶつける形でコミュニケーションしてしまったりします。

けれど、

自分の感情を大切にすることはもちろん素晴らしいことですが、

自分の感情を大切にすることと、その感情をていねいに、相手に伝わるようにコミュニケートする

手段は別です。

 

よくカウンセリングの現場でも、

感情に目を向けるトレーニングを始めたら、

「私すごくがまんしていたことに気づきました」と、

感情を解放し始めるんだけれど、

「もう、好きなように行きます!」

と、一気にぶちまけ始めると、どんどん周囲とぶつかってしまい、

気付くと大切な人を不本意に傷つけてしまう。ということが起きそうになります。

 

これは、はじめて新しい道具を持った時期なんだ。

と捉えて、”感情を感じる” とは別のフェーズで、

”感情をコミュニケートする”技術もあるんだ、と知っておきましょう。

 

特に怒り。

日本人は怒りの扱い方に成熟している人は少ないし、

感じること自体を遠ざけている場合が多く、

いざ気づき始めると、

ぶつけるしか無い。 と思いがちです。

ですが、ぶつけるでも、がまんするでもなく、

しっかり感じながらも、”私は怒っている”ということを自分で処理したり、

パートナーを傷つけずにコミュニケートすることは可能です。

そういったやりとりを避けずに、ぜひ深めたい時期ですね。

 

◉自分で自分の機嫌をとることもできることを知っておく。

 

夫婦の間でとてもつらいことは、

相手の不在よりも、不機嫌な相手と一緒にいることだったりします。

 

あまりにも不機嫌なパートナーとは、どんどん一緒に過ごしたくなくなり、

距離が出来てしまいます。

女性は、無意識に不機嫌で何かに気づいて欲しかったり、

機嫌をとってもらうことで関係を修復しようとしてしまうのですが、

これはちょっと依存的なやり方なんです。

 

”あなたが私の機嫌を直しなさいよ。”

”○○が解決していないから、私の機嫌は変えられない。”

と思いがちですが、

実は自分で機嫌は直せます。

 

がまんする、あきらめる、ということではなく、

まず、自分の機嫌をとって立て直し、

何かやりとりしたい主題は、よりよいコンディションで行う。

そうイメージしてみてください。

よっぽどうまくいくんです。

 

まずは、自分の機嫌を取るすべをいくつか用意しておくのが良いですね。

そして、すごーく不機嫌な態度で接してしまった時には、

まず、それを、自分が選択したんだな。と後からでも気付くことからはじめましょう。

 

一方で、

ガマンがデフォルトで、機嫌を悪くすることもできない、

という方は、うまくいっている、というよりは、最初の、感情に気付くトレーニングからですね。

 

 

感情は、プラスの感情も、ネガティブな感情も、セットで幅を持ちます。

ネガティブな感情を押さえすぎると、幸福感も感じづらくなったり。

たくさん新しい感情や出来事と出会うこの時期に、

自分も、相手も、”学んでこなかったんだ”と思って、

感情のトレーニングに意欲的になってみるのはいかがでしょう。