それで、恋に落ちましたか?

先日開催した「恋を始める36の質問」をテーマにしたZOOMセミナーでは、実際にこれらの質問を使って参加者の皆さんで2人組を作って会話をするという実験をしました。

この「36の質問」は、20年ほど前に「親しさ」について研究をする目的で開発されたものです。赤の他人同士をひきあわせて、お互いに第1問から36問まで順番に問いと答えを繰り返していくにつれ、親しさが増すようにデザインされていて、実験の結果、このような形で出会った人々で結婚したカップルが2組いたそうです。

ニューヨークタイムズの恋愛コラムニストがこの実験について知っており、実際に自分でも試してみたところ、その相手と恋愛関係になった経験を書いたことから、(おそらく初めて)この実験が多くの人に注目され、英語版ですがいくつかのアプリまで作られています。

ZOOMセミナーでは、参加者に試してもらう前に、私と美紀子さんでデモをお見せしたのですが、選んだ質問は「自分がどのような死に方をするか、何か予感はありますか?」というものでした。

その場でとっさに考えて答えるのですが、これがなかなか面白く、ひとつの質問だけで(ふたりともが答えるので)軽く5分ほどは話せてしまいます。そして、話しながら考えていくと、自分でも驚くような答えが出てきたり、また相手についてさらなる質問を思いついてしまったり・・

これは初めて会った人同士でも相当盛り上がるだろうと容易に想像ができました。

36の質問の後には、「2分から4分間、お互いの目を見つめ合う」というタスクがあります。これが、この実験の鍵となる部分なのだと思います。

36の質問を終えるころには、90分程度の時間は一緒に過ごしており、また最後の方はかなりパーソナルな、自分の本質を露呈するようなこともシェアしています。このタイミングでじっと目を見つめ合うような状況になったら、恋に落ちないまでも、以前より相手を信頼していたり、仲良くなることは自然なのではないでしょうか。

日ごろから「ときめきたい」「恋をしたい」と思っている方は、「いい人がいない!」と嘆いてばかりいないで、ぜひ「友達ゾーンの人」を誘って、試してみてください。すぐに恋人関係にならないとしても、信頼できる仲の良い友人がひとりでも増えることは、絶対に人生を豊かにしてくれるはずです。