「なりたい自分になれる」パートナー

先日聞いていたあるポッドキャスト番組に、ハリッシャイクスハーウェイ(Hrishikesh Hirway)というアメリカ人のミュージシャンが結婚して10年ほどになるパートナーのリンジーと一緒に出演して、ふたりの出会いやパートナーシップについて語っていました。私は彼については全く知らなかったのですが、彼は「ソングエクスプローダー」という、ミュージシャンが自分の歌について語るポッドキャスト番組のホストもしています。

ふたりは「マイスペース」というSNSで交わしたメッセージをきっかけに出会い、デートすることになり、そのデートの6週間後には彼がプロポーズしたとのこと。その速さについて聞かれた彼は、何年もの間、いろいろな人とデートをしても、どこにもいきつかない関係を数週間で終わらせるということを繰り返していたのだけれど、彼女と出会ったときに久しぶりに高校生のときに味わったような浮きたつ気持ちになり、それを逃したくなかったから、と説明していました。その直後に「実際にやってみて、6週間でプロポーズするのはお薦めしない。もうちょっと待った方がいいかもね」と冗談交じりに言っていましたが…

インタビューの最後のほうで、ポッドキャスト番組のホストの女性は「なぜ私たち(シングルの人々)は、こんなつらい思いをしてもまだパートナーを探そうとするの?」と聞きました。

その答えとして、彼は出会って最初の頃のエピソードを語っていました。彼はロサンゼルス在住で、仕事でニューヨークに来ている時に彼女と出会ったのです。彼が翌日にはロサンゼルスに帰るという日に、彼女は「会いたいけど仕事をしないといけないから、家にこない?」と提案し、ふたりはニューヨークの彼女の(おそらく狭い)アパートの部屋で、一緒の空間にいながらもそれぞれのコンピュータで仕事をして一日を過ごしました。そのときに「この人が人生をずっと過ごす人かもしれない」と思ったそうです。

彼女は内向的で自立しているのに対して、彼は人と一緒に過ごすことが好きなタイプ。似ているとは言えないふたりだけれど、そのときの経験から、特に会話をしなくても一緒に穏やかな時間を過ごせるし、そのままの自分で心を許せる相手だと感じたのでしょう。

“That’s maybe the reason why, is to be able to feel like you can have the things that you want without having to expend energy to get them, and I guess more fully become the person that you want to be with this other person…”

「(なぜ私たちはパートナーを探すの、という質問に対する)これが答えかもしれない。それほど頑張らなくても、自分が欲しいと思うものが手に入ると感じられて、その人といるとなりたい自分になれるような気がするから」

この部分を聴いて、私は「ああ~わかるなぁ」と思いました。私と夫が出会ってしばらくしてから親しくつきあうようになったときも、今の自分のままでももちろんいいのだけど、相手といる自分がよりよい人間になれるというような感覚があったからです。

パートナーと一緒にいるときの自分が好きかどうか、というのはかなり重要な手がかりなのではないかと思います。

自分が一方的に好きで、相手の前で自然に振舞えないというケースもあるでしょうが、結婚する人というのはこの先(願わくば)50年にもなるような長い時間を一緒に過ごすパートナーなのですから、そこにはお互いへの好意はもちろん、尊敬の気持ちだったり「相手のために」あるいは「チームのために」という気持ちが欲しいところです。

そしてお互いに「結婚してもいい」と思うくらい好きになったのだったら、それは本当に貴重なこと。貴重なことは、慎重に大切に扱ってほしいというのがこのプレマリッジ・プロジェクトの趣旨でもあります。

次回のZOOMセミナーは私が「結婚してもパートナーを好きでいつづけるために」というテーマでお話しします!詳細はこちらです。

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